Raspberry Pi

【プログラミング】Raspberry Piシリーズの初期設定をディスプレイ接続なしで、PCからセットアップを行ってみよう。

2024.10.05 土
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【プログラミング】Raspberry Piシリーズの初期設定をディスプレイ接続なしで、PCからセットアップを行ってみよう。

RaspberryPiを買ってきた。

しかし、通常サイズのHDMIケーブルは使えないためディスプレイに接続することが出来ない。

そんな状態を回避するために、今回はディスプレイなしで初期設定を行う方法を紹介する。

Raspberry Pi Imager

OSを書き込むためにRaspberry Pi Imagerというソフトを使用する。

Raspberry Pi Imagerとは

このソフトは、Raspberry Piの公式ツールで、簡単にRaspberry Pi向けのオペレーティングシステム(OS)をSDカードやUSBドライブに書き込むことができるソフトウェアだ。

Raspberry Pi Imagerを使うと、Raspberry Pi OSやUbuntuなど、Raspberry Piで使用可能な複数のOSをリストから選んで、自動的にダウンロードし、書き込みができる。

ダウンロード・インストール

https://github.com/raspberrypi/rpi-imager/releases/tag/v1.7.5

上記のリンクをクリックする。

「imager-1.7.5.exe」をクリックする。

ダウンロードしたimager-1.7.5.exeを実行する。

「Install」をクリックする。

「Finish」をクリックする。

これでRaspberry Pi Imagerのインストールは完了だ。

SDカードをフォーマットする

SDカードの中身を消すためにフォーマットする。

「OSを選ぶ」をクリックする。

「削除」をクリックする。

「ストレージを選ぶ」をクリックする。

自身が接続しているストレージをクリックする。

「書き込む」をクリックする。

「はい」をクリックする。

「続ける」をクリックする。

これでSDカードのフォーマットは完了だ。

OSを選択する

今回はRaspberry Pi OS 64BitのGUI版をインストールする。

「OSを選ぶ」をクリックする。

「Raspberry Pi OS (64-bit)」をクリックする。

OSの設定をする

Raspberry PiとPCを接続するための設定を行う。

「歯車マーク」をクリックする。

「ホスト名」にチェックを入れる。

「SSHを有効化にする」にチェックを入れる。

 「パスワード認証を使う」にチェックを入れる。

「ユーザー名とパスワードを設定する」にチェックを入れる。

 ユーザー名とパスワードを自由に決めて入力する。

「Wi-Fiを設定する」にチェックを入れる。

 自宅のWiFiのSSIDとパスワードを入力する。

「ロケール設定をする」にチェックを入れる。

 タイムゾーンはAsia/Tokyoに設定する。

 キーボードレイアウトはjpに設定する。

「保存」をクリックする。

OSを書き込む

「ストレージを選ぶ」をクリックする。

自身が接続しているストレージをクリックする。

「書き込む」をクリックする。

「はい」をクリックする。

「続ける」をクリックする。

これでSDカードへのOS書き込みは完了だ。

PCからRaspberry PiへSSH接続しVNCをオンにする

PCからSSHでRaspberry Piへ接続する。

コマンドプロンプトを起動する。

ssh user@raspberrypi.local

「OSの設定で設定したユーザー名@raspberrypi.local」と入力する。

OSの設定で設定したパスワードを入力する。

ログインに成功すると、最終ログイン時刻などが表示される。

ifconfig

「ifconfig」コマンドでIPアドレスを確認する。

私の場合、192.168.50.136だ。

ここで確認したIPアドレスはメモしておく。

sudo raspi-config

VNCをオンにするために「sudo raspi-config」と入力する。

「Interfacing Options」を選択し、エンターを押す。

「VNC」を選択し、エンターを押す。

「Yes」を選択し、エンターを押す。

「Ok」を選択し、エンターを押す。

「Finish」を選択し、エンターを押す。

これでVNCをオンにできたのでPCからRaspberry Piの画面へ接続できるようになった。

VNC Viewer

Raspberry PiへVNC接続するために一番有名なVNCソフトであるVNC Viewerを使用する。

ただし、これでなくても別の好きなVNCソフトがあればそちらを使用しても構わない。

VNC Viewerとは

VNC Viewerは、リモートでコンピュータにアクセスして操作できるソフトウェアだ。

VNC(Virtual Network Computing)とは、ネットワークを介して別のデバイスの画面を共有し、リモートからそのデバイスを操作できる技術だ。

VNC Viewerはそのクライアントとして機能する。

ダウンロード・インストール

https://www.realvnc.com/en/connect/download/viewer/

上記のリンクをクリックする。

「EXE x86/x64」をクリックする。

「Standalone EXE x64」をクリックする。

「Download RealVNC Viewer」をクリックする。

これでダウンロード件インストールは完了だ。

PCからRaspberry PiへVNC接続する

VNC Viewerを使用しRaspberrry Piへ接続する。

ダウンロードしたVNC-Viewer-7.12.1-Windows-64bit.exeを実行する。

上部の入力ウィンドウに、メモしたIPアドレスを入力する。

エンターを押す。

「Continue」をクリックする。

OSの設定で設定したユーザー名とパスワードを入力する。

「OK」をクリックする。

デスクトップが表示されたら接続成功だ。

まとめ

いかがだっただろうか。

無事に、ディスプレイ接続なしでセットアップを行えただろうか。

この方法を使えばHDMIケーブルを用意する必要がなくなり、さらにはモニターもパソコンのモニター一つで済む。

かなり画期的な方法ではないだろうか。

ぜひ一度試してみてくれ。

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