Vtuber

【Webcam Motion Capture】高額なVtuber専用機材など一切必要なし。Webカメラだけで顔と手の同時トラッキングが可能なVtuber体験ソフト。

2024.01.13 土
【Webcam Motion Capture】高額なVtuber専用機材など一切必要なし。Webカメラだけで顔と手の同時トラッキングが可能なVtuber体験ソフト。

Vtuberを始めたいと思ったことはないか?

私はある。

私もVtuberになって有名になり、チヤホヤされてみたかった。

というのは冗談だが、Vtuberになってみたいと思ったことはある。

しかし、顔のトラッキングしかできないソフトが大半だ。

せっかくVtuberをやるなら手までトラッキングして動かせた方が良いだろう。

ということで、簡単に顔と手をトラッキングするソフトを紹介する。

Webcam Motion Capture

Webcam Motion Capture – Webカメラだけで指・手のトラッキング

Webcam Motion Captureの公式X(旧Twitter)はこちらから

ソフト名を見ると、Vtuber向けのソフトだとは想像しづらいだろう。

しかし、「Vtuberになるのに高価なツールをそろえる必要はもうありません!」とキャッチコピーが書いてあるように、完全にVtuber向けのソフトである。

Vtuberが出た当初はどんな機材を使っていたのかわからないが、おそらく高価な機材を使っていたのだろう。

それが安価で行えるとは良い時代になったものだ。

特徴

  1. Webカメラのみでハンドトラッキング可能
  2. トラッキングのデータを外部ソフトへ送信
  3. モーションをFBX形式で保存

Webカメラのみでトラッキングできるため、Leap Motionなど外部の機器を購入する必要がない。

Leap Motionとは簡単に説明すると手のトラッキングをする機器のことだ。

価格は1万越えと、トラッキングのためだけに使うと考えると手が出しづらい。

その代わりにWebカメラを使おうという訳だ。

トラッキングのデータを外部ソフトへ送信することで、例えばUnityでVRゲームを開発するときに手のトラッキングを取り入れることができる。

要は外部のソフトへトラッキングの情報を送信し、その情報を元にゲーム内で動きを付けられるという訳だ。

ゲーム開発者にとってはありがたい機能だろう。

モーションのFBX形式保存とは、3DCGを作るときに役に立つ。

有名な3DCG制作ソフトとしてBlenderが存在する。

今までBlenderで1からモーションを作成していたが、モーションの動作を記録してFBX形式で保存できるため、作成する手間がなくなるという訳だ。

簡単に言えば、自分が動いた記録をFBX形式に保存できるということだ。

モーションというのは思い通りに動かすのが難しい為、記録してくれるのはありがたい。

ダウンロード・インストール

ダウンロードリンク

下にスクロールすると、ダウンロードリンクが表示される。

Windows・Macの2つがある。

WebcamMotionCapture.exeというソフトがダウンロードされる。

インストールは不要でexeファイルを実行する形である。

無駄なファイルをPCにインストールする必要のないexe型のファイルは非常にありがたい。

導入手順

まずは、カメラの設定からだ。

使用しているWebカメラの名前を選択すると自動的にWebカメラの画面が表示されるはずだ。

それだけでカメラのは設定完了だ。

配信時のWebカメラによる映り込みが怖い場合は、カメラを非表示にチェックを入れる。

これでもトラッキングはしてくれるため問題ない。

カメラの設定が終わったら、体験モードを選択する。

ここでは体験モードのため文字の透かしが入っている。

内容を見ると、サブスクリプションを購入すると消せるようになるそうだ。

サブスク価格は、月額199円。

安めであるため、本気でVtuberを目指している人は買うべきだ。

さらに、買い切り版は6,980円だ。

月々に払いたくない場合は、思い切って買い切った方が良いだろう。

つまり、このソフトは課金をしないと配信などでは使えない感じだ。

今は体験モードなのでお試し版という感じだ。

トラッキングはこのような感じだ。

顔と手どちらもしっかりトラッキングされている。

二つの手を使ってみたが、指の数も正確に捉えられていて驚いた。

正直思っていたよりも高性能で本当に買っても良いと思った。

体験モードで実際に使用してみて、使いやすいと感じたら買うべきだ。

各種項目について

縦回転・横回転は、モデルの角度を調節できる。

配信ソフト側で角度調整する必要が無い為便利。

横は、モデルの立ち位置をずらすことができる。

高さは、モデルの映したい高さのところに移動できる。

顔から足まですべて映すことができる。

距離は、モデルのカメラまでの距離を調節できる。

遠くすれば体全体が映るようにも調節できる。

体フィルターは、体の反応速度を調節できる。

表情フィルターは、表情の反応速度を調節できる。

口フィルターは口元の反応速度を調節できる。

どれも値を小さくすれば反応速度が上がる。

ただし、反応速度が速すぎると不自然なガクガクした挙動になってしまうため注意が必要だ。

トラッキングの詳細設定では、より細かな設定が可能だ。

一番便利な機能として、カメラの正面を設定する機能だ。

カメラの位置によっては、正面から映らないこともあるため非常に便利な機能である。

表情の設定では、表情のトラッキングを解除できる。

さらに、ショートカットキーを設定して手動で表情を変更することも可能だ。

こちらの方が雑談配信などでは便利なのかもしれない。

「アニメーションを使う」にチェックを入れると、モデルに動きを付けられる。

棒立ちしかできなかったモデルが、人間のような自然なポーズを行える。

Sittingポーズでは、足を組んで座ってくれる。

かわいい。

背景では、モデルの後ろの背景を変更できる。

色を選択すれば、グリーンバックなど切り抜きようの背景に出来る。

配信ではこの背景を一番使うだろう。

透過を選択すれば、ただの黒に思えるが、背景が透過されている。

配信ソフトに映してみると分かりやすい。

ちなみにグリーンバックではなくこちらを配信に使うのも良いだろう。

自身のモデルを読み込み

このソフトでは、VRM形式のモデルを読み込み使用できる。

右上にあるVRMファイルを開くを選択し、使いたいVRMファイルを選ぶ。

するとこのように、一瞬で選択したモデルが表示される。

特に制限はないため、自由にモデルを読み込みできる。

まとめ

今までは高額な機器を用意しないと質素な感じのVtuberになっていた。

しかし、このソフトにより顔と手のトラッキングが可能になり、より様々なことができそうだ。

例えば手を動かしているのがトラッキングできるため、楽器の演奏や、お絵描き配信など。

さらに、感情を表情だけでなく体を使って大きく表現することも可能だ。

有料ソフトではあるが、本気でVtuberをやるなら買ってみる価値はありそうだ。

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